
アジア通貨危機に学ぶ
名古屋、7月16日 - ボストン大学准教授、アジア研究センター所長のウィリアム・ グライムス博士が、アジア通貨危機の教訓が現在の経済危機対応にどう活かされ るかについて話しました。
グライムス博士は、アジア通貨危機後、チェンマイ・イ ニシアチブやアジア債券基金のようにアジア地域内での金融協力が進展したほか、 為替の柔軟性、金融規制の強化、外貨準備の蓄積などの対応が各国で採られたこ とを挙げました。
そして今回の経済危機ではアジアは大不況に陥ったものの、為 替相場の調整や国内金融機関が慎重であったことなどから、大きな金融危機には ならず比較的立ち直りが早かったと述べました。
今後、輸出中心の東アジア経済 は新たな経済モデルが必要であると課題も出ました。
講演後、名古屋大学経済学研究科の野崎謙二教授にコメントをいただき、参加者 との質疑応答が行なわれました。

